営業が合わないか不安な未経験者へ|向き不向きではなく「営業スタイル」で決まります
営業職に未経験で挑戦しようと考えているものの、
「自分に営業が合うのか分からない」
「営業に向いていないのではないか」
そんな不安を感じていませんか。
“営業おじさん”です。元採用面接官として、これまで100人以上の営業志望者と向き合ってきました。

本記事では、営業が合わないと感じてしまう理由を整理した上で、営業の向き不向きではなく、営業スタイルという視点から考え方を紹介します。
✅ この記事を読むメリット
- 営業が合わないと感じる理由を事前に整理できる
- 営業の向き不向きを早い段階で誤解しなくなる
- 自分がどんな営業スタイルで取り組むべきか考えられる
営業が自分に合うかどうかを考えるために、まずは分かりやすく代表的な3つの営業スタイルから整理していきましょう。
営業スタイル①|量を積み上げる営業スタイル

量を積み上げる営業スタイルとは何か
量を積み上げる営業スタイルとは、最初から完成度の高い営業を目指すのではなく、行動量を重ねることで経験値を増やしていく考え方です。
このスタイルは、その不足を「考える」ではなく「動く」ことで埋めていく方法だと言えます。
営業の世界では、実際に動いたからこそ見えてくる反応や結果が多く、机上の理解だけでは判断できない部分が大きいのが現実です。
なぜ未経験者ほど「量」が重要なのか
営業未経験者が早い段階で「向いていない」と感じてしまう理由の多くは、経験不足による誤解です。
量を積み上げるスタイルでは、そうした状況を失敗ではなく前提として受け止めます。
行動回数を増やすことで、自分がどこでつまずきやすいのか、どんな場面なら自然に動けるのかが徐々に分かってきます。
これは、一定の量をこなさなければ得られない感覚です。
量を積み上げるスタイルが向いている人の考え方
この営業スタイルは、次のような考え方を持てる人に向いています。
- 完璧を求めすぎず、まずやってみたい人
- 断られることを過度に引きずらない人
- 経験から学ぶ意識を持てる人
一方で、闇雲に動けば良いという考え方では成果につながりません。
行動の一つひとつを次にどう活かすかを意識しながら量を積み上げることで、営業の進め方が自分の中に蓄積されていきます。
営業で伸びる人ほど、最初から正解を探すのではなく、まず数を積み上げています。

👉 営業が自分に合わないのではないかと不安を感じている方は、次の記事も参考にしてください。
営業スタイル②|関係を積み上げる営業スタイル

関係を積み上げる営業スタイルの前提
関係を積み上げる営業スタイルとは、一度きりの成果よりも、継続的な信頼関係を重視して結果につなげていく考え方です。
営業未経験の人が誤解しやすい点ですが、このスタイルは「人が好き」「話すのが得意」といった要素だけで成立するものではありません。
相手との関係を仕事として積み上げる、という意識が前提になります。
関係を積み上げる営業が評価される理由
営業の現場では、新規の獲得だけでなく、既存の取引を継続させることが重要視される場面が多くあります。
その中で、相手に安心感を与え、長く付き合ってもらえる人は大きな価値を持ちます。
関係を積み上げる営業スタイルでは、次のような行動が結果につながりやすくなります。
- 相手の話を遮らずに聞く
- 約束や連絡を確実に守る
- 短期的な利益より信頼を優先する
これらは派手さはありませんが、積み重なることで「この人に任せたい」という評価に変わっていきます。
未経験者がこのスタイルで意識すべき注意点
関係を積み上げる営業スタイルで注意すべきなのは、受け身になりすぎないことです。
このスタイルでも、仕事としての線引きや、自分から動く姿勢は欠かせません。
信頼関係とは、相手に合わせ続けることではなく、誠実な行動を積み重ねた結果として生まれるものだと理解しておく必要があります。
関係を積み上げる営業は、時間がかかる分、続けた人ほど強くなります。

営業スタイル③|理解を積み上げる営業スタイル

理解を積み上げる営業スタイルの考え方
理解を積み上げる営業スタイルとは、勢いや感覚に頼るのではなく、
このスタイルでは、話す量よりも準備の質が成果に直結します。
営業未経験の人が不安を感じやすいのは、何をどう説明すればよいのか分からない状態にあるからであり、このスタイルはその不安を「理解すること」で解消していく方法だと言えます。
なぜ「理解」が営業の武器になるのか
営業では、相手が本当に求めているものを正確に捉えられるかどうかが結果を左右します。
- 商品やサービスの仕組みを自分の言葉で説明できるか
- 相手が抱えている課題を整理できているか
- なぜその提案が必要なのかを論理的に示せるか
これらが揃うことで、無理に押す必要がなくなり、相手の納得を引き出しやすくなります。
理解を行動につなげられる人が成果を出す
このスタイルが活きるのは、理解した内容を実際の行動に落とし込める人です。
準備した情報を相手に伝え、反応を見て修正することで、理解はさらに深まっていきます。
考えてから動く、動いてから修正する、この循環を回せるようになると、営業に対する不安は徐々に小さくなります。
理解を積み上げる営業は、考えて終わりではなく、行動までつなげた人だけが武器にできます。

代表的な3つの営業スタイルの違い一覧
| 営業スタイル | 積み上げ方の特徴 | 未経験者が最初に感じやすいこと | 向いている考え方 |
|---|---|---|---|
| 量を積み上げる営業スタイル | 行動回数を重ねながら経験値を増やしていく | 断られることが多く、最初は手応えを感じにくい | まず動いてから修正していきたい |
| 関係を積み上げる営業スタイル | 信頼関係を少しずつ築きながら成果につなげる | 成果が出るまで時間がかかる | 人とのやり取りを仕事として積み上げたい |
| 理解を積み上げる営業スタイル | 商品や相手を深く理解した上で提案する | 準備に時間がかかり、不安を感じやすい | 納得した上で行動に移したい |
👉 営業会社を選ぶ前に、入社後の現実をきちんと把握しておきたい方は、次の記事も参考にしてください。
まとめ|営業が合わないと迷う未経験者が知っておくべきこと

営業が合わないかどうかは「営業スタイル」で判断できます
- 営業が合わないかどうかは、入る前に断定できるものではない
- 営業には、量・関係・理解といった積み上げ方の違いがある
- 向き不向きではなく、どの営業スタイルで取り組むかが重要
営業の仕事は一つではなく、成果の出し方も人によって異なります。
自分に合う営業スタイルを意識せずに判断してしまうと、本来通用する可能性まで自分で否定してしまうことになります。
持論ですが、営業が合わないと悩む人の多くは、まだ自分に合う営業スタイルが身についていないだけです。

