営業の仕事を知る
PR

飛び込み営業の仕組みと実態|仕事内容・向き不向きを感情抜きで整理

sawamurakazuya41@gmail.com
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

飛び込み営業と聞くと、

「きつい」「やばい」「根性論」

といったイメージを持つ人は多いかもしれません。

一方で、今も飛び込み営業を採用している会社があり、実際に成果を出している人がいるのも事実です。

“営業おじさん”です。元採用面接官として、これまで100人以上の営業志望者と向き合ってきました。

営業おじさん
営業おじさん

飛び込み営業は、仕事内容、会社側の営業設計、現場で実際に起きていることを整理すれば、冷静に評価できるようになります。

この記事を読むメリット

  • 飛び込み営業の仕事内容を具体的に理解できる
  • なぜ今も飛び込み営業が存在するのかが分かる
  • 向き不向きを事前に考える材料が手に入る

飛び込み営業について、仕事としての実態を整理しています。ぜひ最後までご覧ください。

飛び込み営業とはどんな仕事か【仕事内容の全体像】

スーツ姿で街を歩く営業担当者の後ろ姿

飛び込み営業とは、事前の約束を取らずに訪問し、新たな接点を作る営業手法です。

営業と聞いて想像されがちな「商談」「クロージング」よりも、実際の仕事の大半は接点を作るまでの行動に費やされます。

まずは、この仕事がどのような構造で成り立っているのかを整理します。

飛び込み営業の基本的な仕事内容

飛び込み営業の仕事は、非常にシンプルです。決められたエリアを回り、決められた対象に対して、同じ行動を繰り返します。

主な業務内容
  • 事前アポなしでの訪問
  • 相手の状況確認(在宅・不在・対応可否)
  • 簡単なヒアリングや案内
  • 次の行動につながるかどうかの判断

この段階では、契約を取ること自体が主目的ではありません。まずは「話を聞いてもらえるかどうか」を積み重ねていく仕事です。

数字で管理される営業手法であること

飛び込み営業は、感覚ではなく数字で管理されます。評価されるのは、結果だけでなく、その前段階の行動量です。

一般的に見られる管理指標
  • 訪問件数
  • 接触件数
  • 話を聞いてもらえた件数
  • 見込みにつながった件数
  • 成約件数
Q

これらはすべて連動しており、どれか一つだけを切り離して評価することはできません。

成果は、行動量の積み重ねとして現れる仕組みになっています。

飛び込み営業で管理される主な指標

指標内容見るポイント
訪問件数実際に訪問した件数行動量が足りているか
接触件数在宅・対応してもらえた件数エリア・時間帯の妥当性
話を聞いてもらえた件数説明や案内まで進んだ件数最初の声かけ・導入
見込み件数次につながる可能性がある件数判断基準の精度
アポ件数次回の商談や訪問が確定した件数全体の積み上げ結果

誰がやっても同じ行動から始まる仕事

飛び込み営業の特徴として、経験の有無によって初期の行動が大きく変わらない点があります。

トーク内容や進め方は、あらかじめ決められていることが多く、最初は全員が同じ型で動きます。

そのため、最初の段階では次のような状態になりやすいです。

行動内容に大きな個人差は出にくい
成果が出るまで時間がかかる
数をこなすことが求められる

この時点で評価されるのは、うまさよりも「どれだけ行動したか」です。

仕事としては単純ですが、継続して行動できるかどうかが問われます。

行動を重ねる中で見えてくる仕事の本質

一定の行動量を重ねると、少しずつ変化が出てきます。訪問のタイミングや相手の反応に、共通点が見え始めるためです。

この段階になると、次のような点を意識する余地が生まれます。

  • 訪問する時間帯
  • エリアや建物の選び方
  • 最初の声のかけ方
  • 引き際の判断

飛び込み営業は、最初は単純な作業の繰り返しですが、続ける中で判断と工夫が増えていく仕事です。

飛び込み営業は、特別な仕事ではありません。まずは何をする仕事なのかを正しく知ることが、冷静に向き合う第一歩になります。

営業おじさん
営業おじさん

👉 営業に行くかどうか決めきれず、時間だけが過ぎている方は、次の記事も参考にしてください。

あわせて読みたい
営業に行くか迷っている時間がもったいない理由|決めきれない人が読む話
営業に行くか迷っている時間がもったいない理由|決めきれない人が読む話

飛び込み営業が成り立っている仕組み【会社側の視点】

複数の要素がつながって仕組みを構成しているイメージ図
複数の要素が連動し、全体として機能する仕組みを表したイメージ画像です。

飛び込み営業は、精神論や根性論で成り立っている仕事ではありません。企業がこの営業手法を採用し続けているのは、営業活動として合理的な側面があるからです。

ここでは、個人の資質や努力の話を一切外し、会社側の営業設計という視点から整理します。

新規接点を安定して作れる営業手法である

飛び込み営業の最大の特徴は、見込み客がいない状態からでも営業活動を始められる点です。

広告や問い合わせを待つ必要がなく、行動すれば必ず新しい接点が生まれます。

会社側から見ると、次のような利点があります。

リストの精度が高くなくても実行できる

市場が枯れていても行動量で補える

新規顧客開拓を止めずに続けられる

この「止まらない新規開拓」が、飛び込み営業が残り続けている大きな理由です。

営業活動を標準化しやすい構造を持っている

飛び込み営業は、行動内容を細かく分解しやすい営業手法です。

訪問、声かけ、説明、次の行動という流れが明確で、誰がやっても同じ工程になります。

その結果、会社側では次のような設計が可能になります。

  • トークや資料を統一できる
  • 教育期間を短縮できる
  • 経験の浅い人でも一定の行動をさせられる

属人化しにくい点は、組織としては大きなメリットです。営業のうまさに依存せず、行動量を管理することで成果を出す設計ができます。

数字で管理しやすい営業モデルである

飛び込み営業は、成果までのプロセスが数字で追いやすい営業手法です。結果だけでなく、その手前の行動を評価対象にできます。

会社が管理しやすいポイント
  • 行動量がそのまま指標になる
  • 成果が出ない理由を分解しやすい
  • 改善点を数値で指示できる

この仕組みによって、短期的な成果が出なくても、営業活動そのものは継続できます。

営業を「感覚」ではなく「管理対象」として扱える点が、企業側にとって重要です。

人の入れ替わりを前提に設計できる

飛び込み営業は、人の出入りが激しいことを前提に組まれているケースが多くあります。

それ自体が目的というより、入れ替わっても回る営業モデルになっている点が特徴です。

そのため、次のような構造が生まれます。

一定数の人員を前提とした採用設計
一定数の行動要員が常に確保される
成果を出す人が一定割合で残る
全体としての営業成果が維持される




個々の事情とは別に、営業活動として成立する構造です。この点が、飛び込み営業が現在も使われている理由の一つです。

飛び込み営業は、人ではなく仕組みで動いています。この構造を知るだけでも、仕事の見え方は大きく変わります。

営業おじさん
営業おじさん

飛び込み営業の実態【現場で起きていること】

スーツ姿で前に踏み出すビジネスパーソンの動きを表した写真

飛び込み営業の実態は、仕事内容や仕組みを知るだけでは見えてきません。現場では、数字や設計どおりに物事が進まない場面が日常的に起こります。

ここでは、評価や感想を挟まず、現場で繰り返し起きている事実を整理します。

成果が出るまでに時間がかかるのが前提

飛び込み営業では、初期段階で成果が出ないことが珍しくありません。行動量を重ねても、すぐに結果に結びつかない期間が続きます。

これは個人の能力というより、営業手法そのものの特性です。訪問の大半は不在や断りで終わり、話を聞いてもらえる機会自体が限られます。

そのため、一定期間は成果が見えない状態が続くことを前提に進められます。

反応パターンはある程度決まっている

現場での反応は、無限にあるわけではありません。多くの場合、いくつかのパターンに収束します。

断られ方や質問内容、対応の流れには共通点があり、経験を積むほど繰り返し目にする場面が増えていきます。

反応が予測できるようになると、次に何をすべきかの判断が早くなります。

数字のブレが日常的に発生する

飛び込み営業では、日ごとの成果に大きな差が出ます。多く回っても反応がない日もあれば、少ない行動で次につながる日もあります。

短期的な結果だけを見ると、不安定に感じやすい仕事です。しかし、一定期間の行動量で見ると、結果は徐々に収束していきます。

現場では、日単位ではなく、期間単位で数字を見る考え方が求められます。

行動を重ねる中で判断の精度が上がる

一定量の行動を積み重ねると、変化が起きます。

相手の反応から見込みを判断するスピードが上がり、無理に粘らない判断もできるようになります。ここで重視されるのは、話術よりも判断の精度です。

訪問の順序や時間帯、引き際の見極めなど、現場での判断が仕事の質を左右します。

続けることで仕事の輪郭がはっきりする

飛び込み営業の実態は、最初から分かるものではありません。一定の行動を続けて初めて、仕事の輪郭が見えてきます。

感情の上下や短期的な結果に振り回されやすい一方で、構造を理解して行動を続ければ、仕事としての見え方は変わります。

現場では、この変化を経験するかどうかが一つの分かれ目になります。

実態を知ることは、楽観するためではなく、冷静に向き合うための準備です。現場で何が起きているかを知れば、判断はしやすくなります。

営業おじさん
営業おじさん

👉 営業に転職して本当に収入が伸びるのか、現実的なラインを知りたい方は、次の記事も参考にしてください。

あわせて読みたい
営業転職で年収は本当に上がるのか?月50万円以上を狙える業種の現実
営業転職で年収は本当に上がるのか?月50万円以上を狙える業種の現実

まとめ|飛び込み営業の仕組みと実態を整理して分かったこと

重要なポイントを示しているイメージ画像

飛び込み営業で押さえておくべきポイント

  • 飛び込み営業は、営業手法の一つとして構造的に成り立っている
  • 仕事内容は単純だが、成果は行動量と判断の積み重ねで決まる
  • 会社側は、行動を標準化・数値管理できる点を重視している
  • 現場では、成果が出るまで時間がかかることが前提になっている

飛び込み営業は、精神論やイメージだけで評価できる仕事ではありません。

仕事内容・会社側の設計・現場の実態を分けて整理すると、なぜ今も使われているのかが見えてきます。

実態を知っているかどうかで、仕事の受け止め方は変わります。起きることを先に把握しておくだけでも、対応はしやすくなります。

営業おじさん
営業おじさん
ABOUT ME
営業おじさん
営業おじさん
現役リフォーム営業マン
“営業おじさん”です。 37歳で未経験から営業の世界に飛び込み、現在はリフォーム営業マンとして現場に立っています。 営業という仕事のリアルや、転職で迷ったときの考え方を、実体験をもとに発信しています。
記事URLをコピーしました