プロフィール
はじめまして、“営業おじさん”です。私は37歳のとき、未経験で営業の世界に飛び込みました。
決して早いスタートではありません。それでも「稼ぎたい」「現状を変えたい」という思いだけを頼りに、前に進むことを選びました。
このプロフィールでは、私がどのようにして営業という仕事に出会い、売れない時期を経て、やがて面接官として“選ぶ側”の立場になるまでをお伝えします。
特に、20代・30代で営業職に挑戦しようか迷っている方にとって、何か一つでも判断材料になれば幸いです。
営業マンになる前の私

仕事に疲れ果て、転職を決意
私はそれまで、個人経営の飲食店で働いていました。

毎日朝早くから夜遅くまで、週6日。1日14時間以上、ほぼ働きづめで、休憩は1秒もありません。
食事は自分で作ったまかないを、立ったまま3〜4分でかき込むだけ。忙しい日には、それすら許されないこともありました。
お盆や年末になると、定休日も返上。仕込みに追われる日々が続きます。
そんな生活を続けていると、朝起きたときに指に力が入らず、手が握れなくなることもありました。
それでも、給料はわずか18万円。賞与なんて、夢のまた夢です。
転職を決意した瞬間
人生が少し動いた、ほんの小さなきっかけ。
そんなある日、同僚の一人が店を辞めることになりました。次の仕事先も、すでに決まっているとのこと。
それを聞いて、私はハッとしました。
当時の私は、毎日の忙しさに追われ、完全に思考停止状態。オーナーの厳しい指導にも疑問を持てず、ただ目の前の仕事をこなす日々を送っていました。
しかし、同僚の退職をきっかけに、私はこう考えるようになったのです。
もっと違う働き方があるんじゃないか?
そして営業の世界へ

営業マンとしての一歩
とはいえ、私にはこれといった学歴も資格もありません。
ただ、これまで薄給で働いてきた経験から、「とにかく稼ぎたい!」という強い気持ちだけはありました。
そこで、インターネットでさまざまな業界を調べてみた結果、未経験でも高収入が期待できるという理由から、リフォーム業界に飛び込むことを決意しました。
正直、この選択が正しかったのかどうかは、今でも分かりません。しかし、少なくとも当時の私には、他にこれといった選択肢がなかったのです。
こうして私は、晴れてリフォーム営業マンとしての第一歩を踏み出しました。

リフォームのプロとして
「知識も経験もない私に、お客様は大切な家を任せてくれるのか?」
それでも、持ち前の明るく・楽しく・元気な性格と、お客様に寄り添いたいという生真面目な気持ちを武器に、日々、仕事に打ち込みました。
そして十年が経った今、私はリフォームのプロとして、多くのお客様の住まいづくりをお手伝いさせていただいています。
現在は、フリーランスの営業マンとして、現場に立ち続けています。
売れない営業マンが、面接官になるまで

最初の挑戦と不安
営業職も、建築の知識も、右も左も分からない状態からのスタートでした。最初の2日間は研修を受けましたが、とにかく場違い感しかなかったですね。
研修が終わると、毎朝8時には出社。店内の掃除から始まり、朝礼での声出し、ロープレ……
3~4人のチームで住宅街を回り、1軒1軒チャイムを押してアポイントを取る毎日。
お客様からOKをいただいたら、先輩社員にバトンタッチ。先輩が現地調査を行い、見積もりを作成し、契約へと進めていく流れでした。
最初の数ヶ月は、まったく結果が出ません。上司からの厳しい指導に、心が折れそうになることも何度もありました。
それでも、先輩や同僚の温かい励ましのおかげで、なんとか踏ん張ることができたのです。
面接官として“選ぶ側”の視点を持つように
その後、当時の会社の方針で、さまざまな支店を経験することになります。関東から東北、北海道まで、3年8ヶ月で6つの拠点を異動しました。
そこで私は、営業マネージャーとして新人教育や、数多くの中途採用面接を担当する立場になります。
現場の第一線に立ちながら、
- どんな人材が採用されるのか
- なぜ落ちるのか
そうしたことを、採用する側の視点から深く知るようになりました。

「どんな応募者が採用され、どんな人が落ちるのか」——その判断基準を、現場目線と採用目線の両方から理解できるようになったのです。
あなたに伝えたいことがある

営業おじさんの使命
正直に言うと、私はかなりビビっていました。30代後半でまったく知らない世界に飛び込むことに。
周りに営業マンはいませんでしたし、完全に未知の世界でした。ネットで調べても、良いことはあまり書かれていなかったと記憶しています。
まず最初に断っておきますが、私はあなたに営業の仕事を勧めるつもりはありません。
ただ、あくまで個人の見解として、私は営業という仕事を最高だと思っています。仕事の自由度が高く、報酬が公平であるところが気に入っています。
一方で、世の中には、実際に経験したこともないまま、営業という仕事をネガティブに捉え、言い広める人もいるように感じます。
そうした言葉によって、本来なら選べたはずの可能性を自ら狭めてしまう人がいるのだとしたら、私はそれを、もったいないと思います。
私は、あの時、勇気を出して営業の世界に飛び込んでよかったと思っています。
もしあの時、勇気を出せていなかったら、今でも何の未来もない長時間労働で心身を削り、常にお金の心配をしていたかもしれません。
どんな仕事にも、楽しいことと辛いことは平等にあります。営業だけが、特別に辛い仕事というわけではありません。
営業の世界に興味がある方へ
私は、これといった取り柄のない人間でした。仕事がきついかどうかも、あまり気にしないタイプだったと思います。
ただ、稼ぎたかった。贅沢をしたかったわけではありません。家族のためです。
チャンスが欲しかったのだと思います。だから挑戦しました。付け加えると、当時の私は、いわゆる「コミュ障」でした。
当時の私を知っている人からすれば、明らかに無謀な挑戦だったと思います。
あなたにも、守りたい何か、あるいは守りたい誰かがいるのではないでしょうか。
今の私にとっては、この仕事はそれほど難しいものではありませんし、収入も悪くありません。
ただし、誰でもやりきれる世界だとは思っていません。よく「向き・不向き」と言われますよね。
ただ、私は少し違う考えを持っています。仕事は結局のところ、「縁」だと思うのです。
能力や根性は、まったく関係ありません。環境やタイミングが合えば、人は驚くほど自然に力を発揮できることがあります。

もし縁があるなら、あなたにとっても、営業という仕事がひとつの選択肢になるかもしれません。