営業はどれくらい外回りするのか?未経験者が知っておくべき営業のリアル
営業に興味はあるけれど、
「営業って一日中外回りする仕事なのだろうか」
と思っている人も多いのではないでしょうか。
営業職は体力勝負で、ひたすら歩き回る仕事というイメージを持たれがちです。しかし実際の営業は、会社や仕事の種類によって働き方が大きく違います。
“営業おじさん”です。元採用面接官として、これまで100人以上の営業志望者と向き合ってきました。

本記事では、営業の外回りの実態を分かりやすく整理します。
✅ この記事を読むメリット
- 営業の外回りがどれくらいあるのか分かる
- 外回りが多い営業・少ない営業の違いが分かる
- 営業の働き方のイメージが具体的になる
営業という仕事を正しく理解すると、不安の多くは整理できます。
営業職を検討している方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
営業はどれくらい外回りするのか|営業職の基本的な働き方

営業は一日中外回りする仕事だと思われがち
営業という仕事に対して、多くの人が次のようなイメージを持っています。
特に営業未経験の人ほど、「営業=外回りの仕事」という印象を持ちやすい傾向があります。
実際、ドラマや漫画、ネット上の情報でも営業は外を歩き回る仕事として描かれることが多いため、このイメージは自然なものです。
しかし実際の営業の仕事は、外回りだけで成り立っているわけではありません。営業には外で行う仕事と、社内で行う仕事の両方があります。
まずは営業の一日の流れを知ることが大切です。
営業の仕事は外回りだけではない
営業の仕事にはさまざまな業務があります。顧客のところへ訪問する時間だけが営業の仕事ではありません。
実際の営業の業務には次のようなものがあります。
- 顧客訪問
- 商談
- 見積作成
- 提案資料作成
- メール対応
- 社内打ち合わせ
- 契約書の確認
このように営業の仕事は、外で行う業務と社内で行う業務が組み合わさっています。
例えば法人営業の場合、午前中は社内で資料作成を行い、午後から顧客訪問に出るという働き方もよくあります。
またオンライン商談が増えている会社では、社内にいながら顧客と商談を行うこともあります。
つまり営業という仕事は「外回り中心の仕事」というよりも、「顧客対応を中心にした仕事」と考える方が実態に近いです。
外回りの量は営業の種類によって大きく変わる
営業の外回りの量は、営業の種類によって大きく変わります。同じ営業職でも働き方にはかなり違いがあります。
- 新規開拓営業:外回りが多い
- ルート営業:外回り中程度
- 法人営業(商談中心):外回り少なめ
- インサイドセールス:外回りなし
例えば新規開拓営業は、新しい顧客を見つけるため訪問が多くなります。一方でインサイドセールスは、電話やオンラインで顧客対応を行うため外回りはほとんどありません。
このように営業は一つの働き方ではなく、仕事内容によって外回りの量が大きく変わります。
営業に興味がある場合は、「営業かどうか」ではなく、どのタイプの営業なのかを確認することが大切です。
営業の種類と外回りの量の違い
| 営業の種類 | 外回りの量 | 主な仕事内容 |
|---|---|---|
| 新規開拓営業 | 多い | 新しい顧客を見つける営業 |
| ルート営業 | 中程度 | 既存顧客を定期訪問する営業 |
| 法人営業 | 少なめ | 商談・提案中心の営業 |
| インサイドセールス | ほぼなし | 電話・オンライン営業 |
営業は「外回りが多い仕事」というイメージだけで判断する必要はありません。仕事内容によって働き方は大きく変わります。まずは営業の種類を知ることが大切です。

👉営業が自分に合う仕事なのか事前に知っておきたい方は、次の記事も参考にしてください。
営業の外回りが多い仕事・少ない仕事の違い

外回りが多い営業の特徴
外回りが多くなる営業には共通点があります。それは新しい顧客を見つける必要がある営業です。
既存の顧客がいない場合、まず顧客を見つけることから始める必要があります。そのため訪問回数が増え、外回りの時間も長くなります。
- 新しい顧客を見つけることが仕事の中心
- 訪問や接触の回数が多い
- 行動量が成果に影響しやすい
- 短時間の接触を繰り返す営業スタイルになりやすい
このタイプの営業では、行動量が成果につながるケースも多くあります。そのため一日のスケジュールの多くが外回りになります。
例えば個人向け営業では、短時間の訪問を繰り返して顧客を見つける働き方が一般的です。
営業という仕事が「外回りが多い」と言われる理由は、このタイプの営業が広く知られているからです。
外回りが少ない営業の特徴
一方で、営業の中には外回りがそれほど多くない仕事もあります。特に多いのは、既存顧客との関係を維持する営業や、社内で顧客対応を行う営業です。
この場合は新しい顧客を探す必要が少ないため、訪問回数も自然と少なくなります。
- 既存顧客との取引が中心
- 商談や提案の準備時間が長い
- 社内で行う業務が多い
- 電話やオンラインで顧客対応を行うことも多い
例えばルート営業では、すでに取引がある顧客を定期的に訪問します。そのため訪問回数はありますが、新規開拓営業のように一日中外回りになるケースは少なくなります。
またインサイドセールスのように、電話やオンラインで顧客対応を行う営業もあります。このような営業では、社内で仕事をする時間が長くなります。
営業という仕事は一つの働き方ではありません。顧客の種類や営業の役割によって、外回りの量は大きく変わります。
営業の働き方は一つではありません。営業の種類によって外回りの量は大きく変わります。

営業は経験と実績で働き方が変わる仕事

営業は同じ働き方が続く仕事ではない
営業職は最初の働き方がずっと続く仕事ではありません。経験を積むことで役割が変わるケースが多くあります。
多くの営業組織では、仕事の役割が次のように変化していきます。
最初は外回りが多い営業でも、経験と実績を積むことで担当する仕事が変わることがあります。
営業の仕事は「営業職」という一つの働き方ではなく、役割によって仕事内容が変わる職種です。
そのため最初の働き方だけを見て営業という仕事を判断するのは、少し早い場合もあります。
営業組織は役割が分かれていることも多い
営業の会社では、仕事の役割が分かれている場合があります。営業といっても、すべての人が同じ仕事をしているわけではありません。
例えば次のように役割が分かれているケースがあります。
このような分業体制の会社では、役割ごとに仕事の内容が変わります。顧客を見つける担当は外回りが多くなりますが、商談担当は提案や契約が中心になります。
会社の仕組みによっては、外回り中心の仕事と商談中心の仕事が分かれていることもあります。
営業という仕事の見方
営業に興味を持つ人の中には、「外回りが多いかどうか」を気にする人も多いです。しかし営業という仕事は、最初の働き方だけで判断できるものではありません。
営業の働き方を理解するためには、次の視点で考えることが大切です。
- 営業の種類
- 会社の営業スタイル
- 営業組織の役割分担
これらによって営業の働き方は大きく変わります。営業職を検討する場合は、仕事内容や会社の仕組みを確認することで、働き方のイメージがより具体的になります。
✅ 飛び込み営業からクローザーへ|営業の役割は変わっていく
私自身は、リフォーム営業マンとして個人宅への飛び込み営業からスタートしました。最初の仕事は、ひたすら家を回ってアポイントを取ることです。
その後、約2年ほど経験を積み、クローザー(商談担当)の役割を任されるようになりました。
クローザーになると仕事の内容は大きく変わります。支店内の班(チーム)が取ってきたアポ先に伺い、現地調査をして見積もりを作り、商談を行うのが主な役割です。
また店への問い合わせや来店から生まれる反響営業もあったため、外回りの訪問営業はほとんどしなくなりました。
当時、私がいた支店では売上の約8割が飛び込み営業、2割が反響営業という構成でした。しかしこの割合は支店によって大きく違います。
別の支店では、売上の100%が反響営業というところもありました。同じ会社でも、まるで別のビジネスモデルのように働き方が変わることがあります。
このように営業の仕事は、外から見るだけでは実際の働き方が分かりにくい場合があります。営業の役割や営業スタイル、支店の方針によって、普段の仕事に多く割く時間の内容は大きく変わるからです。
私自身の感覚で言えば、飛び込み営業よりもクローザーの仕事の方が面白さを感じました。
その後も役職が付くにつれて仕事の内容は少しずつ変わっていき、営業という仕事は経験によって働き方が変化していく職種だと実感しています。
営業は同じ働き方が続く仕事ではありません。経験と実績によって役割が変わり、働き方も変わっていくことがあります。営業という仕事を長い視点で見ることが大切です。

👉営業会社の実際の働き方や入社後のギャップを知っておきたい方は、次の記事も参考にしてください。
まとめ|営業の外回りはどれくらい?営業職の働き方を整理

営業の外回りについて知っておくべきポイント
- 営業は一日中外回りをする仕事とは限らない
- 営業の種類によって外回りの量は大きく変わる
- 新規開拓営業は外回りが多くなる傾向がある
- ルート営業やインサイドセールスは外回りが少ない場合もある
- 営業は経験や役割によって働き方が変わることもある
営業という仕事は、外回りが多いかどうかだけで判断できるものではありません。営業の種類や会社の営業スタイルによって、一日の働き方は大きく変わります。
営業職を検討する場合は、仕事内容や営業の役割を確認することで働き方のイメージがしやすくなります。
営業は「外回りが多い仕事」というイメージだけで判断する必要はありません。営業の種類や役割によって働き方は変わります。まずは営業の仕事の全体像を知ることが大切です。

