35歳から営業に転職して通用するのか|37歳未経験で営業に入った実体験から解説
35歳から営業に転職して、本当に通用するのか。
未経験で営業の世界に入るとなると、
「今さら遅いのではないか」
「若い人に勝てないのではないか」
「採用されても続かないのではないか」
と不安になりますよね。
“営業おじさん”です。元採用面接官として、これまで100人以上の営業志望者と向き合ってきました。

本記事では、35歳から営業に転職して通用するのかを、37歳未経験で営業に入った経験をもとに解説します。
✅ この記事を読むメリット
- 35歳から営業転職しても遅くない理由がわかる
- 年齢を気にしすぎなくていい理由がわかる
- 営業で通用する人と厳しい人の違いがわかる
- 未経験から営業に挑戦する前に考えるべきことがわかる
37歳未経験で営業に入った人間の話として、少しでも判断材料にしてもらえたらうれしいです。
35歳から営業に転職しても通用する理由

営業は年齢だけで決まる仕事ではない
35歳から営業に転職すると聞くと、「もう遅いのではないか」と感じる人は多いです。
特に未経験の場合、20代の人と比べて不利に見えるかもしれません。しかし、営業は年齢だけで結果が決まる仕事ではありません。
- 相手の話を最後まで聞く力
- 相手が何に困っているのかを整理する力
- わかりやすく説明する力
- 断られても改善して続ける力
これらは、年齢が若ければ自然に身につくものではありません。社会人として人と関わってきた経験がある人ほど、営業で活かしやすい部分です。
35歳以上の社会人経験は営業で武器になる
35歳以上まで働いてきた人には、すでに積み重ねてきた経験があります。
たとえば、上司や部下との関係、取引先とのやり取り、クレーム対応、売上への責任、家族を守るための覚悟などです。
営業では、こうした経験が活きる場面があります。
お客さんの立場を想像したり、相手の言葉の裏にある不安を感じ取ったりする力は、人生経験と深く関係しているからです。
35歳以上だから不利なのではありません。大事なのは、その年齢までの経験を営業にどう使うかです。
✅ 37歳未経験で営業に入った実体験
私自身、37歳未経験で営業の世界に入りました。
最初から何でもできたわけではありません。わからないことも多く、うまく話せないこともありました。断られることも当然あります。
それでも続けていく中で、少しずつお客さんとの向き合い方がわかってきました。
営業は、最初から完璧な人だけが生き残る仕事ではありません。失敗しても直し、次に活かせる人が伸びていく仕事です。
だから、35歳から営業に挑戦する人に伝えたいのは、年齢だけで自分を止めなくていいということです。
あーだこーだ言う人はいるかもしれません。しかし、実際に挑戦するのは自分です。
年齢を理由に諦めるより、どんな営業を選び、どう学び、どう続けるかを考えた方が前に進めます。
35歳からでも、営業の世界で勝負することはできます。年齢よりも、目の前のお客さんに向き合う姿勢の方が大切です。

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35歳から営業転職で不安になる本当の理由

未経験で採用されるか不安になる
35歳から営業に転職しようとすると、まず不安になるのが「そもそも採用されるのか」という点です。
未経験であれば、なおさら不安は大きくなります。
20代なら育ててもらえるかもしれない。でも35歳以上になると、会社から即戦力を求められるのではないか。そう考えてしまう人も多いはずです。
ただ、営業職には未経験から挑戦できる求人もあります。もちろん、どの会社でも簡単に採用されるわけではありません。年齢や経験だけでなく、人柄、仕事への姿勢、これまでの社会人経験も見られます。
35歳以上の転職では、若さよりも次のような点が大切になります。
つまり、不安になるべきなのは年齢そのものではありません。
「営業に転職したい理由を、自分の言葉で説明できるか」の方が大切です。
若い人に負けると思ってしまう
35歳以上で営業に入ると、「20代の人に勝てないのではないか」と考えてしまうことがあります。
たしかに、若い人には若い人の強みがあります。体力、勢い、吸収の早さなどは大きな武器です。
しかし、営業は若さだけで決まる仕事ではありません。
お客さんは、年齢の若さだけで担当者を選ぶわけではありません。話を聞いてくれるか、約束を守るか、説明がわかりやすいか、信頼できるかを見ています。
35歳以上には、35歳以上の強みがあります。
人に頭を下げた経験、理不尽なことに耐えた経験、責任を持って仕事をしてきた経験。そういうものは、営業でも必ず活きます。
若い人と同じ勝ち方をしようとする必要はありません。
自分の年齢まで積み重ねてきたものを、営業でどう使うかを考える方が大切です。
失敗したら取り返せないと考えてしまう
35歳からの転職で一番重く感じるのは、「失敗したらどうしよう」という不安です。
20代の転職と違い、35歳以上になると生活や家族、収入への責任も大きくなります。だからこそ、簡単に動けないのは自然なことです。
- 収入が下がったらどうしよう
- 営業が合わなかったらどうしよう
- すぐ辞めることになったらどうしよう
- 家族に迷惑をかけたらどうしよう
- 今の仕事に戻れなくなったらどうしよう
この不安は、甘えではありません。むしろ、責任を持って考えているからこそ出てくる不安です。
ただし、不安だけで止まってしまうと、何も判断できません。
大事なのは、怖さを消すことではなく、先に確認できることを確認しておくことです。仕事内容、給与、教育体制、営業スタイル、離職しやすい理由。こうした情報を集めるだけでも、不安はかなり整理できます。
周囲の言葉で迷いが大きくなる
35歳から営業に転職しようとすると、周囲からいろいろ言われることがあります。
「今さら営業はきつい」
「未経験では無理だ」
「若い人の方が有利だ」
「安定した仕事を手放さない方がいい」
こうした言葉に迷うのは当然です。
ただ、その人たちが営業転職の責任を取ってくれるわけではありません。
もちろん、家族や信頼できる人の意見は大切です。しかし、否定的な意見をすべてまともに受け止める必要はありません。
本当に見るべきなのは、外野の声ではなく、自分がこれからどう働きたいかです。
35歳以上で営業に挑戦するなら、不安がゼロになることはありません。それでも、自分で調べて、考えて、納得して選ぶことはできます。
不安があるから向いていないのではありません。不安がある中でも、前に進む準備をすることが大切です。
不安があるのは自然なことです。大事なのは、不安に振り回されることではなく、一つずつ中身を整理して、自分で納得できる判断をすることです。

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35歳から営業で通用する人と厳しい人の違い

通用する人は素直に覚え続ける
35歳から営業に入って通用する人は、最初から自分を大きく見せようとしません。
未経験であれば、わからないことがあるのは当然です。営業トーク、商品知識、お客さんへの説明、断られた後の対応など、覚えることはたくさんあります。
ここで大事なのは、年齢ではなく素直さです。
35歳以上になると、これまでの経験がある分、自分のやり方にこだわりたくなることがあります。しかし、営業未経験であれば、まずは営業の基本を覚える必要があります。
- 年下の先輩からでも学べる
- 注意されたことをすぐ直そうとする
- うまくいかない理由を人のせいにしない
- 断られても原因を考える
- 小さな改善を続けられる
営業は、最初から完璧にできる仕事ではありません。
むしろ、失敗しながら覚えていく仕事です。だからこそ、素直に学び続けられる人は、35歳からでも伸びていきます。
厳しい人は年齢を言い訳にする
一方で、35歳から営業に入って厳しくなる人もいます。
それは、年齢そのものが原因ではありません。年齢を理由にして、学ぶことや変わることを避けてしまう場合です。
たとえば、次のような考え方です。
- もう35歳だから覚えられない
- 年下に教わるのは嫌だ
- 自分には今までのやり方がある
- 失敗するのは会社や商品が悪い
- 営業は向き不向きだけで決まる
こう考えてしまうと、営業では苦しくなります。
営業は、お客さんの反応を見ながら、自分の伝え方や動き方を変えていく仕事です。うまくいかない時に、自分のやり方を少しずつ直せる人ほど結果につながります。
35歳以上で大切なのは、プライドを捨てることではありません。必要なのは、これまでの経験を大事にしながら、新しいことを受け入れる姿勢です。
経験があるからこそ、変な意地を張らなければ強みになります。逆に、経験を守るために学ばなくなると、営業では厳しくなります。
35歳から営業転職で通用する人と厳しい人の違い
| 項目 | 通用する人 | 厳しい人 |
|---|---|---|
| 学ぶ姿勢 | 年下からでも素直に学べる | 年齢や経験を理由に学ばない |
| 失敗への向き合い方 | 失敗を直して次に活かす | 失敗を会社や商品だけのせいにする |
| 年齢の考え方 | 35歳以上の経験を営業に活かす | 35歳だから無理だと決めつける |
| お客さんへの姿勢 | 相手の話を聞いて理解しようとする | 自分の言いたいことを優先する |
| 会社選び | 自分に合う営業職を確認する | 営業職をひとまとめに考える |
営業職の選び方で結果は大きく変わる
35歳から営業に転職するなら、どの営業職を選ぶかも大切です。
営業といっても、仕事内容は会社によって大きく違います。個人向け営業、法人営業、新規開拓、反響営業、ルート営業、提案営業など、同じ営業でも求められる力は変わります。
特に確認したいのは、次の点です。
自分の経験や性格が活かせる営業を選べば、35歳からでも十分に戦えます。
逆に、会社選びを間違えると、本当は営業に向いている人でも「自分には営業は無理だった」と感じてしまうことがあります。
35歳から営業に挑戦するなら、年齢を気にするよりも、どんな営業で勝負するかを丁寧に見てください。
35歳から営業で通用する人は、特別な才能がある人だけではありません。学び続ける姿勢と、自分に合う営業を選ぶ冷静さがあれば、まだ十分に勝負できます。

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35歳から営業転職しても年齢だけで諦めなくていい

✅ 採用側にいた私から見ると30代後半はまだ若い
35歳から営業に転職したいと思っても、「もう年齢的に厳しいのではないか」と不安になる人は多いです。
ただ、採用する側から見ると、30代後半だからという理由だけで可能性を閉じるとは限りません。
もちろん、会社や業界によって事情は違います。若い人を積極的に採用したい会社もありますし、営業経験を重視する会社もあります。
ただ、少なくとも私がいた会社では、30代後半という年齢をそこまで重く見ていませんでした。
30代後半は、私から見ればまだまだ可能性のある年齢です。人生経験もあり、働く理由もはっきりしてくる時期です。営業に本気で挑戦したい気持ちがあるなら、年齢だけで自分を止める必要はありません。
私の場合、経歴をより慎重に見るのは40代以降でした。もちろん、これも会社によって違います。だからこそ、自分だけで「もう無理だ」と決めつけるのはもったいないです。
35歳以上でも未経験採用に前向きな会社や業界はあります。自分で調べることも大切ですが、転職エージェントに相談して、実際に応募できる求人を確認する方が現実的です。
もし、どうしても入りたい会社が20代を歓迎しているなら、そこで20代と競えばいいだけです。
年齢を理由に最初から諦めるより、勝負できる場所を探した方が前に進めます。
個人的には、リフォーム営業は面白い仕事でした。大変な部分もありますが、お客さんの暮らしに関わる分、やりがいもあります。
✅ 37歳未経験で採用された理由を入社後に聞いた話
私自身、37歳未経験で営業の世界に入りました。
入社後、面接してくれた支店長に聞いたことがあります。
「なぜ自分を採用してくれたんですか?」
正直、不思議でした。
同じ日の面接には、私以外にも5人から6人くらいいました。もっと若い人もいましたし、営業経験者もいたと思います。
それでも、その中で採用されたのは私だけでした。
支店長の答えは、こうでした。
「金に困ってそうだったから」
思わず笑ってしまいました。
でも、今考えると、その言葉には営業採用の本質が少し入っていた気がします。
営業は、きれいな経歴だけで決まる仕事ではありません。もちろん経歴や経験も大切ですが、それ以上に「本気で変わりたいのか」「簡単に逃げずにやり切れそうか」を見られることがあります。
私の場合、年齢よりも、生活を変えたい本気度のようなものが伝わったのかもしれません。
だから、35歳から営業に挑戦する人に伝えたいのは、年齢だけで諦めなくていいということです。
若くないから無理だと決めつける必要はありません。
営業は大変です。簡単な仕事ではありません。それでも、覚悟を持って飛び込んだ人間にチャンスがある世界です。
35歳からでも、営業に挑戦する価値はあります。年齢を気にするより、自分がこれからどう働きたいのかを大事にしてください。

JILPTの資料でも、男性の転職入職者数は2000年以降、30代後半〜40代前半の比重が少しずつ高まっているとされています。転職と能力発揮・キャリア形成~ミドルエイジ層の転職から考える
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まとめ|35歳から営業に転職しても通用する

35歳から営業転職で迷う人が知っておくべき要点
- 35歳からでも営業に転職して通用する可能性は十分にある
- 営業は年齢だけで結果が決まる仕事ではない
- 35歳以上の社会人経験は、お客さんとの信頼関係づくりに活かせる
- 不安になるのは自然だが、年齢だけで諦める必要はない
- 通用する人は、素直に学び、失敗を直しながら続けられる人
- 営業職は会社や業界によって採用基準が違うため、自分に合う場所を探すことが大切
35歳から営業に挑戦するのは、決して遅すぎるわけではありません。
大事なのは、「もう若くないから無理」と決めつけることではなく、これまでの経験を営業でどう活かせるかを考えることです。
私自身、37歳未経験で営業の世界に入りました。採用する側の視点から見ても、30代後半はまだまだ可能性のある年齢です。
35歳からでも、営業に挑戦する価値はあります。年齢を気にするより、自分がこれからどう働きたいのかを大事にしてください。

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